心不相応法(読み)しんふそうおうぼう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「心不相応法」の意味・わかりやすい解説

心不相応法
しんふそうおうぼう

仏教用語。倶舎唯識では心を5つに分けて詳細に論じているが,心不相応法とは5つに分けた第4位で,色,心の2法に相似せず,また相応しない有為のこと,すなわち色法でも心法でもなく,また無為法でもないもの。たとえば,生住異滅などの存在のあり方のこと。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android