心の雲(読み)こころのくも

精選版 日本国語大辞典 「心の雲」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 の 雲(くも)

① 心が迷って、悟れないでいるのを、雲がおおうのにたとえていう。心の迷い。
※類従本基俊集(1142頃)上「うらやまし心の雲や晴ぬらむわしの山路に照月をみて」
② 心がふさいで晴れ晴れとしないさまを雲にたとえていう。
夫木(1310頃)一九「身をもなほうしとはいはじ今はただこころの雲を風にまかせて〈厳恵〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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