心の隈(読み)こころのくま

精選版 日本国語大辞典 「心の隈」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 の 隈(くま)

人に知られない心の奥底。心のすみずみ。また、人知れず抱いている考え。
※是貞親王歌合(893)「秋の夜の月の光は清けれどひとこころのくまは照らさず」
狭衣物語(1069‐77頃か)三「さばかり心のくま多かりげなるに、幼き人をまだしきに見せつらんよ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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