徹法(読み)テッポウ

デジタル大辞泉 「徹法」の意味・読み・例文・類語

てっ‐ぽう〔‐パフ〕【徹法】

中国代の税法公田4を耕作し、その収穫を税として納入した制度

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「徹法」の意味・読み・例文・類語

てっ‐ぽう ‥パフ【徹法】

〘名〙 中国、周代に実施されたといわれる税法。井田(せいでん)の中の公田を耕作して、その収穫を税として納入する制度。その解釈には異説が多い。
制度通(1724)八「二代の法を通用したるゆへに、これを名づけて徹法と云」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「徹法」の読み・字形・画数・意味

【徹法】てつぽう(ぱふ)

周代の税法。〔孟子文公上〕夏后氏は五十にして貢し、殷人は七十にして助し、人は百畝にして徹す。其の實は皆什の一なり。〔注、孟子正義〕之れを徹と謂ふは、~徹上徹下の謂ひなり。~則ち徹法も亦た想見すべし。

字通「徹」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android