徳行(読み)とくぎょう

精選版 日本国語大辞典 「徳行」の意味・読み・例文・類語

とく‐ぎょう ‥ギャウ【徳行】

〘名〙
① すぐれた徳とその行ない。また、徳の高い行ない。とっこう。
神皇正統記(1339‐43)下「徳行おなじければ才用あるをもちゐる」
仏語功徳行法。また、功徳をそなえた行、功徳行のこと。〔勝鬘経義疏(611)〕

とっ‐こう トクカウ【徳行】

〘名〙 道徳にかなった正しい行ない。道徳的な行為。とくぎょう。〔令義解(718)〕
洒落本野路の多和言(1778)「松柏のしぼむにおくるるを知ると君子の徳行に孔子はたとへ給ひ」 〔易経‐習坎卦〕

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デジタル大辞泉 「徳行」の意味・読み・例文・類語

とっ‐こう〔トクカウ〕【徳行】

徳の高い行い。道義にかなった行い。「徳行を重ねる」

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普及版 字通 「徳行」の読み・字形・画数・意味

【徳行】とくこう(かう)

徳ある行い。〔論語、先進〕行には顏淵・閔子騫(びんしけん)・(ぜん)伯牛・仲弓

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