徳望（読み）とくぼう

精選版 日本国語大辞典

とく‐ぼう ‥バウ【徳望】

〘名〙 徳が高く、人望のあること。多くの人がその人の徳を慕い仰ぐこと。また、その人によせる尊敬や信頼。〔色葉字類抄（1177‐81）〕

※東海一漚集（1375頃）二・仏心大林住南禅江湖疎「皇帝以_二大林禅師徳望最重_一、擢為_二住持_一」 〔晉書‐桓沖伝〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

とく‐ぼう〔‐バウ〕【徳望】

徳が高く人々から慕われること。「徳望が高い」
[類語]人望・名望・声望・信望・信用・人気・魅力・受け・信しん・信頼・信任・名な・定評・評判・暖簾のれん・覚え・名誉・名聞めいぶん・面目・体面・面子メンツ・一分いちぶん・沽券こけん・声価・名声・美名・見栄みえ・面皮・世間体・体裁・肩身

出典　小学館

普及版 字通

【徳望】とくぼう（ばう）

人望。名声。〔晋書、桓沖伝〕將相は宜を異にす。自ら以(おも)ふに、は謝安に(およ)ばずと。故に之れを相（国内治政担当の相）に委し、四方の鎭扞(ちんかん)は以て己の任と爲す。

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出典　平凡社「普及版 字通」