徳時間切(読み)とうどうきまぎり

日本歴史地名大系 「徳時間切」の解説

徳時間切
とうどうきまぎり

沖永良部おきのえらぶ島に近世前期まで所在した行政区画。当間切はすでに琉球王国時代に置かれていたと考えられる。正保琉球国絵図に「徳時間切」とみえ、トクトキの訓が付され、間切高一千七八〇石余で、当間切のうちとして「西目村」「ぢな村」が記載されている。寛文八年(一六六八)の琉球国郷帳でも同様で、田方九一二石余・畠方八六二石余、桑役四石余。当間切は元禄三年(一六九〇)に徳之島代官から沖永良部島代官が分割設置された頃に廃され、久志検ぐしきぬ間切に変更されたと推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android