徳島市公安条例事件(読み)とくしましこうあんじょうれいじけん

世界大百科事典(旧版)内の徳島市公安条例事件の言及

【罪刑法定主義】より

…また,罰則の規定が,あいまい,不明確では,いかなる行為が犯罪を構成するか不明確となり,行動の自由が害されるから,憲法31条に違反する。最高裁判所は,これに関連して,徳島市公安条例事件では,〈通常の判断能力を有する一般人〉を明確性判断の基準とする立場を示している。さらに,罪刑の均衡を明確に失している場合にも,憲法31条の違反を構成しうる,とされている。…

※「徳島市公安条例事件」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」