徳を買い珠を還す(読み)とくをかいたまをかえす

精選版 日本国語大辞典 「徳を買い珠を還す」の意味・読み・例文・類語

とく【徳】 を 買(か)い珠(たま)を還(かえ)

(昔、中国の鄭の人が珠を買おうとしたが、その箱があまりにすばらしいので箱を買って珠の方は返したという「韓非子‐外儲説」の故事から) 無用のことに眩惑されて有用のことを忘れるたとえ。箱を得て珠を還す。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android