御霊前(読み)ごれいぜん

献辞辞典「御霊前」の解説

御霊前

故人の御霊に捧げ供えるとの意味合いがあり、仏教神道キリスト教に共通使用出来る通夜・葬儀告別式の際に喪家に対して贈る弔慰金の表書きの献辞 (上書き)に用いられます。生前お世話になった故人への供養にあわせて、遺族の葬儀や法要に掛かる費用の一部を負担しあうとの相互扶助の意味合いもあります。※キリスト教の場合は故人は御霊(魂)となって召天するとの考えから、法要(命日祭・召天記 念式)においても用いられますが、仏教では忌明けをもって故人は成仏するとの考えから、忌明け法要後には御霊前は用いられません。但し、仏教の浄土真宗(本願寺派・大谷派など)では、死者は逝去後即ちに仏様になるとの考えから、御霊という観念がないことにより用いません。

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精選版 日本国語大辞典「御霊前」の解説

ご‐れいぜん【御霊前】

〘名〙 (「ご」は接頭語)
① 死んだ人を敬って、その霊の前をいう語。
※財政経済史料‐一・財政・諸費・弔喪費・天保六年(1835)三月「寺社奉行へ〈略〉有徳院様御霊前へ白銀弐拾枚」
② 死んだ人に供える物の上に書く語。
※昭和国民礼法要項(1941)前篇「『玉串料』『御香奠』『御霊前』等の文字を記すのを例とする」

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デジタル大辞泉「御霊前」の解説

ご‐れいぜん【御霊前】

死んだ人を敬って、その霊前を言う語。みたまの前。「御霊前に御報告致します」
霊前に供える供物くもつ香典の上書きに書く語。→御仏前

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葬儀辞典「御霊前」の解説

御霊前

位牌の前に供える金品に記す語。四十九日まで用います。それ以降は「御仏前」と記します。

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