精選版 日本国語大辞典 「御辞儀」の意味・読み・例文・類語
お‐じぎ【御辞儀】
〘名〙 (「お」は接頭語)
① 辞儀を丁寧にいう語。
(イ) あいさつ、またはあいさつの言葉。
※浮世草子・御前義経記(1700)一「今此の水(すゐ)な世の中に、おじぎはことによるぞかし」
② 頭を下げて礼をすること。頭を下げてするあいさつ。
③ (相手に頭を下げることによって得るところから) たいこもちなどが客からもらう祝儀。
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四「お辞儀の百疋が、あはよく三坐敷も重ると」
④ (頭を下げるという行為の持つ意味から)
(イ) 商店などが失敗して閉店すること。
(ロ) 相手に降参すること。
(ハ) 取引相場で、債権者に泣きつくこと。
⑤ (頭を下げる動作を見立てて) こっくりこっくり居眠りすること。
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