御籠(読み)おこもり

精選版 日本国語大辞典 「御籠」の意味・読み・例文・類語

お‐こもり【御籠】

〘名〙 (「お」は接頭語)
神仏に祈願するため、社寺などに宿泊すること。参籠
人情本・英対暖語(1838)五「帝釈さまへ願がけをして、毎晩水をあびて参籠(オコモリ)に行ますから」
② 懐妊すること。みごもること。
※浄瑠璃・本朝二十四孝(1766)三「人の娘下女婢(はした)当り合ひに孕まし、其のおこもりのあの小悴(こせがれ)も親に似た子の鬼子であろと」

み‐こ【御籠】

〘名〙 (「み」は接頭語) 籠の美称
万葉(8C後)一・一「籠もよ 美籠(ミこ)持ち 掘串(ふくし)もよ み掘串持ち」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android