御相・御間(読み)おあい

精選版 日本国語大辞典 「御相・御間」の意味・読み・例文・類語

お‐あい ‥あひ【御相・御間】

〘名〙 (「お」は接頭語。「あい(相)」の丁寧語)
酒席で、杯のやりとりの際、二人の間に入って第三者が代わりに杯を受けて座興を添えること。また、その人。
※集成本狂言・鞍馬聟(室町末‐近世初)「お近附の為め、お間で私が頂きませう」
相手をすること。また、その相手。
※浄瑠璃・義経新高館(1719)五「鷹野か鎗(やり)鎌倉に人の知たをお合(アヒ)ぞと素鎗搆へて指向ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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