御用人(読み)ごようにん

精選版 日本国語大辞典 「御用人」の意味・読み・例文・類語

ご‐ようにん【御用人】

〘名〙 (「ご」は接頭語)
① 「用人」の敬称。役に立つ人。はたらきのある人。有用な人。
吾妻鏡‐仁治二年(1241)九月七日「今又為御用人分、勿論」
江戸時代幕府諸大名・旗本諸家の、主君近侍して、財政をはじめ庶務にあずかり、枢機に参画した人。また、その職名
咄本・鹿の巻筆(1686)四「『是はめづらしき物じゃ』とて、御用人をよびつけ」

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