御産(読み)おさん

精選版 日本国語大辞典 「御産」の意味・読み・例文・類語

お‐さん【御産】

〘名〙 (「お」は接頭語) 子をうむこと。出産分娩(ぶんべん)
河童(1927)〈芥川龍之介〉四「我々人間から見れば、実際又河童のお産位、可笑しいものはありません」

ご‐さん【御産】

〘名〙 (「ご」は接頭語) 皇后中宮、または貴族女性を敬って、その出産をいう語。
※今鏡(1170)一「なが月には中宮ごさむときこえさせ給て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「御産」の意味・読み・例文・類語

お‐さん【御産】

子を産むこと。出産。
[類語]出産分娩安産難産初産ういざん初産しょざん初産はつざん生む生み落とす産する身二つになる腹を痛める産卵産み付ける抱卵かえかえ孵化ふか孵卵托卵

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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