御物上(読み)おものあがり

精選版 日本国語大辞典 「御物上」の意味・読み・例文・類語

おもの‐あがり【御物上】

〘名〙 以前貴人の持ち物として愛されたもの。一時は貴人の寵愛を受けたもののなれのはて
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第二四「上意を以て隅からすみまて 御物あかり今は毛抜や恨むらん

ごもつ‐あがり【御物上】

〘名〙 小姓から生い立ったこと。また、小姓から取り立てられた者。小姓あがり。
※俳諧・西鶴大句数(1677)六「なひかする御もつあかりの松の丞 角はいれてもつけさしならは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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