御無用(読み)ゴムヨウ

デジタル大辞泉 「御無用」の意味・読み・例文・類語

ご‐むよう【御無用】

相手を軽く敬って、その配慮は、しなくていいことの意で、相手の好意心遣いを断るときなどに用いる。「遠慮ご無用です」
門付け・物乞いなどを断るときにいう語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御無用」の意味・読み・例文・類語

ご‐むよう【御無用】

〘名〙 (「ご」は接頭語)
① 相手に軽い敬意をもって、しないように頼む時に言う語。
咄本・昨日は今日の物語(1614‐24頃)下「かさねがさねくゎぶんにはあれども、もはや御むよふ御むよふ」
② 相手の申し出などを断わる時に言う語。たとえば、門付(かどづ)けや物もらいなどにいったりする。
※虎明本狂言・鬮罪人(室町末‐近世初)「『ようござらふ、いそひでいへ』『いやいや御無用でござる』」

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