御清所（読み）おきよどころ

精選版 日本国語大辞典

お‐きよどころ【御清所】

〘名〙 (「お」は接頭語)

① (「清所(きよどころ)」の尊敬語) 宮中または貴人の台所。

※浄瑠璃・傾城酒呑童子（1718）二「親おほぢ代々おきよ所へ柴入た冥加の為、たきぎは嫁(よめ)がつづけませふ」

② ①で働く女性。御清所の中臈(ちゅうろう)の称。

※歌舞伎・名歌徳三舛玉垣（1801）五立「『主人良実初め、宮仕へ致まする女(め)の童』『はなだ』『しらふじ』『二(ふた)あひ、お清所に至る迄』『君の宝祚を』『願ふて居りまする』」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

お‐きよどころ【^▽御清所】

⇒清所きよどころ

出典　小学館