御殿模様(読み)ごてんもよう

精選版 日本国語大辞典 「御殿模様」の意味・読み・例文・類語

ごてん‐もよう ‥モヤウ【御殿模様】

〘名〙 江戸時代御殿女中着物模様。主として中国故事、山水菊籬、舞楽小道具御所車檜扇などを図柄とし、刺縫友禅鹿子などを加えた上品なもの。後の江戸解。御守殿模様。
歌舞伎蔦紅葉宇都谷峠(文彌殺し)(1856)二幕「いや、これは見事見事、〈略〉御殿模様(ゴテンモヤウ)鹿の子入り、やの字姿は又格別だ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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