御格子参る(読み)ミコウシマイル

デジタル大辞泉 「御格子参る」の意味・読み・例文・類語

御格子みこうしまい・る

高貴な人の部屋格子をあげる。または、おろす。
「雪のいと高う降りたるを、例ならず、―・りて(=オオロシシタママデ)」〈・二九九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御格子参る」の意味・読み・例文・類語

みこうし【御格子】 参(まい)

(「参る」は、ある事に奉仕する、してさしあげるの意で、格子を上げる場合にも下げる場合にもいう)
① 格子を上げてさしあげる。
※枕(10C終)一八四「なほ伏したれば、みかうしもまゐらず」
② 格子をおろしてさしあげる。また、おろしたままにしておく。
※枕(10C終)二九九「雪のいと高う降りたるを、例ならずみかうしまゐりて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android