精選版 日本国語大辞典 「御本手」の意味・読み・例文・類語
ごほん‐て【御本手】
〘名〙
① (「ごほんで」とも) 桃山時代から江戸初期にかけて、日本から茶碗などの見本を送り、朝鮮で焼かせた陶器。灰ねずみ色の素地に淡紅色の斑点のあるものを特色とし、茶碗のほかに鉢、皿、香炉などがある。御本。
② 「ごほんてじま(御本手縞)」の略。
※万金産業袋(1732)四「桟留島〈略〉赤糸入の立てじまを、俗に奥島といへり。是御本手と云ふ」
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