御族(読み)おんぞう

精選版 日本国語大辞典 「御族」の意味・読み・例文・類語

おん‐ぞう【御族】

〘名〙 (「おん」は接頭語。「ぞう」は「ぞく(族)」の変化した語) 身分の高い人の一族を敬っていう語。御一族。
大鏡(12C前)二「殿をはじめたてまつりて、その御ぞうやすからずおぼしけれど」

み‐ぞう【御族】

〘名〙 貴人の一族を敬っていう語。御一族。御一門。
徒然草(1331頃)二五「我が御ぞうのみ、御門の御後見、世のかためにて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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