御手を上げる（読み）オテヲアゲル

デジタル大辞泉

御手おてを上あ・げる

（「御手を上げられい」「御手をお上げください」などの形で）手をついて丁寧なあいさつをされては恐縮である、の意。
「是はまずまず―・げなすって」〈円朝・真景累ヶ淵〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

おて【御手】 を 上(あ)げる

(「お手を上げられい」「お手をお上げください」「お手をお上げなさって」などの形で用いる) 「両手をついて、そんなにていねいにお辞儀をされては、恐縮です」の意のあいさつのことば。

※雲形本狂言・悪太郎（室町末‐近世初）「身どもへのおじぎか〈略〉さあお手(テ)をあげられ、さあひらにお手(テ)をあげられ」

出典　精選版 日本国語大辞典