御幣担(読み)ごへいかつぎ

精選版 日本国語大辞典 「御幣担」の意味・読み・例文・類語

ごへい‐かつぎ【御幣担】

〘名〙
御幣をかつぎ持ってゆく人。御幣もち。
② (御幣をかついで不吉なものを祓(はら)う意から) 縁起迷信を極度に気にすること。また、その人。おんべいかつぎ。かつぎや。
文明開化(1873‐74)〈加藤祐一〉二「又俗に御幣(ゴヘイ)かつぎといふて、不吉なはなしや不吉な事を嫌ひ」

おんべい‐かつぎ【御幣担】

〘名〙 (御幣(ごへい)をもって不吉をはらう意から) 縁起を気にして、つまらないことを忌みきらったりすること。また、その人。ごへいかつぎ。縁起かつぎ。おんべい。おんべかつぎ。
洒落本・蚊不喰呪咀曾我(1779)「此びんぼう神のおんべいかつぎめら」

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