御寺様(読み)おてらさま

精選版 日本国語大辞典 「御寺様」の意味・読み・例文・類語

おてら‐さま【御寺様】

〘名〙 (「さま」は接尾語)
① 寺の住職、または僧の敬称。お坊さん。おてらさん。お寺衆。お寺。
※虎明本狂言・寝代(室町末‐近世初)「いやおてらさまでござるか、はやうおいでかたじけなふござる」
② 寺を敬っていう語。また、寺を丁寧にいう語。おてらさん。
咄本・鹿の巻筆(1686)五「お寺さまの住持に御目にかかり申出しけるは」

おてら‐さん【御寺様】

※歌舞伎・姫小松子日廼遊(1758)上「お寺(テラ)さん、御苦労さん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「御寺様」の意味・読み・例文・類語

おてら‐さま【御寺様】

寺の住職または僧の敬称。お寺さん。
寺を敬ったり、丁寧にいったりする語。お寺さん。
[類語](1僧侶坊主坊さん御坊僧家沙門法師出家比丘僧徒桑門和尚住職住持方丈入道雲水旅僧

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