御寒(読み)おさむい

精選版 日本国語大辞典 「御寒」の意味・読み・例文・類語

お‐さむ・い【御寒】

〘形口〙 (「お」は接頭語)
① 「寒い」の丁寧語
滑稽本浮世床(1813‐23)初「けしからん御寒(オサム)い事(こっ)てございます」
物事状態が貧弱で心細い。なさけない。
私小説系譜(1948)〈中野好夫〉「ある文化的国際大会の席上で、いえ、私はなんにもわかりませんからどうぞよろしく、とやって退けたというお寒い日本代表作家」

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