御塩方一件(読み)おしおかたいつけん

日本歴史地名大系 「御塩方一件」の解説

御塩方一件
おしおかたいつけん

一冊

成立 天保八年 筒井内記・石崎市右衛門・北村与一郎編 弘化三年筒井成則写、明治初年前田家編輯方再写

写本 加越能文庫

解説 内題は「御塩方一巻」。寛永七年―文政四年と文政五年―天保六年の御塩方一件、御塩稼方諸道具之図(彩色)の三部からなる。改作奉行高沢平次右衛門・石川郡御扶持人福留村六郎左衛門によって編集された万治元年―宝暦九年の旧記に続くものとして、改作所が筒井内記ら十村役の者に編集を命じたもの。筒井らは宝暦一〇年―天保六年のもののほかに、別冊として藩政時代初期より天保六年に至る本書を作成した。編年体で塩方に関する達書・書上類を集録したもの。筒井成則は筒井内記の子。

活字本 近世社会経済叢書第三巻

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android