御合(読み)みあう

精選版 日本国語大辞典 「御合」の意味・読み・例文・類語

み‐あ・う ‥あふ【御合】

〘自ハ四〙 (「み」は接頭語) 肉体関係を結ばれる。結婚なさる。
古事記(712)中(古事記伝訓)「故(かれ)(ここ)に御合(ミアヒ)まして、其の刀(みはかし)の草那芸釼(くさなぎのたち)を其の美夜受比売の許(もと)に置きて」
[補注]接頭語の「み」は名詞に付くものであるところから「御合う」と考えるのは疑問で、あるいは「見合う」かとする説もあるが、名詞「みあい(御合)」を動詞化したものと考えられなくもない。

み‐あい ‥あひ【御合】

〘名〙 (「み」は接頭語) 肉体関係を結びなさること。結婚なさること。みあわし。
※古事記(712)上「故、其の夜は合はずて、明日の夜御合(みあひ)為たまひき」

お‐あわせ ‥あはせ【御合】

〘名〙 (「お」は接頭語) 蛤(はまぐり)をいう女房詞。〔女中詞(元祿五年)(1692)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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