御厨(栃木県)(読み)みくりや

日本大百科全書(ニッポニカ) 「御厨(栃木県)」の意味・わかりやすい解説

御厨(栃木県)
みくりや

栃木県足利市(あしかがし)南部の一地区。旧御厨町。地名は、鎌倉時代に伊勢(いせ)神宮の御料地であったことに由来し、近世には例幣使(れいへいし)街道の宿駅として栄えた。渡良瀬(わたらせ)川の沖積平野での水田園芸作物畑作が主体で、鉱毒除去施設をもつ三栗谷用水(みくりやようすい)により灌漑(かんがい)が行われている。御厨工業団地が造成され、化学、機械、繊維などの工業が立地している。御厨神社では、春に豊作祈願神事御田植(おたうえ)」が行われる。

[村上雅康]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android