日本大百科全書(ニッポニカ) 「御厨(栃木県)」の意味・わかりやすい解説 御厨(栃木県)みくりや 栃木県足利市(あしかがし)南部の一地区。旧御厨町。地名は、鎌倉時代に伊勢(いせ)神宮の御料地であったことに由来し、近世には例幣使(れいへいし)街道の宿駅として栄えた。渡良瀬(わたらせ)川の沖積平野での水田と園芸作物の畑作が主体で、鉱毒除去施設をもつ三栗谷用水(みくりやようすい)により灌漑(かんがい)が行われている。御厨工業団地が造成され、化学、機械、繊維などの工業が立地している。御厨神社では、春に豊作祈願の神事「御田植(おたうえ)」が行われる。[村上雅康][参照項目] | 足利(市) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例