御出木偶でん(読み)おででこでん

精選版 日本国語大辞典 「御出木偶でん」の意味・読み・例文・類語

おででこ‐でん【御出木偶でん】

[1] 〘副〙 (「おててこてん」とも) おででこを使う見世物はやしの音を表わす話。
歌舞伎男伊達初買曾我(1753)二「トおててこてんの唄になり、二軒髪結床〈略〉、由兵衛、髪結の形(なり)にて侍の月代をそってゐる」
[2] おででこを使う見世物。また、おででこを使う大道芸人
※雑俳・三尺の鞭(1753)「はやい事・おででこでんがかごうち

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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