御仕置場(読み)おしおきば

精選版 日本国語大辞典 「御仕置場」の意味・読み・例文・類語

おしおき‐ば【御仕置場】

〘名〙 江戸時代刑罰執行された場所。当時刑罰は、牢屋をはじめ関所前など犯罪関係のある場所でも執行されたが、この場合、ふつう常設の刑罰(特に死罪)執行の場所をいい、江戸では、浅草小塚原、品川鈴ケ森をさした。
※禁令考‐後集・第四・巻三六(江戸)「御仕置場え囚人引来候得は」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の御仕置場の言及

【刑場】より

…一般には公権力によって設置された死刑執行の場をいう。
[日本]
 江戸時代には,御仕置場(おしおきば)ともいわれた。通常,死刑執行の場に限定し,敲(たたき)刑を行った牢屋敷門前や,晒(さらし)刑執行の晒場は含めない。…

※「御仕置場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android