得難きの貨を貴ばず(読み)えがたきのかをたっとばず

故事成語を知る辞典 「得難きの貨を貴ばず」の解説

得難きの貨を貴ばず

生活に必要ではないものは、欲望をかき立てて人の心を乱すだけだから、執着しない方がいいという戒め。

[由来] 「老子―三」の一節から。「『得難きの貨を貴ばざれば(めったに手に入らないものを、珍重したりしなければ)』、人々は盗みなどしなくなる」と述べています。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android