得意満面(読み)トクイマンメン

デジタル大辞泉 「得意満面」の意味・読み・例文・類語

とくい‐まんめん【得意満面】

[名・形動]得意そうな気持ちが顔じゅうに満ちあふれること。また、そのさま。「得意満面な(の)みを浮かべる」
[類語]誇らか揚揚得得得意鼻高高誇らしい鼻が高い肩身が広いときしたり顔自慢顔自慢たらしい会心昂然こうぜん胸を張る得意顔勝ち誇る肩を張る肩で風を切るこれ見よがし有頂天優越感意気揚揚鬼の首を取ったよう欣喜雀躍きんきじゃくやく意気が揚がるうぬぼれるのぼせるひけらかすあごをなでるどや顔所得ところえ手柄顔おご肩肘かたひじ張る天狗になる見得を切る大見得を切る高ぶるいい気誇示見せつける

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精選版 日本国語大辞典 「得意満面」の意味・読み・例文・類語

とくい‐まんめん【得意満面】

〘名〙 得意な気持が顔いっぱいにあふれること。
別天地(1903)〈国木田独歩〉上「『どうだね、随分すばらしいだろう』と得意満面(トクイマンメン)

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四字熟語を知る辞典 「得意満面」の解説

得意満面

得意な気持ちが顔いっぱいにあふれること。

[活用] ―で・―だ。

[使用例] 私たち夫婦のこんな軽薄きわまる社交的な儀礼も、彼にとってまんざらでもなかったらしく、得意満面で[太宰治*親友交歓|1946]

[使用例] けんめいにモンペを仕立てあげると、翌朝、いかにも得意満面の顔付きで、それを穿いて台所へ降りてきた[井上友一郎*菜の花ざかり|1956]

[解説] 「満面」は顔中、顔全体のこと。

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