徒比・徒競(読み)あだくらべ

精選版 日本国語大辞典 「徒比・徒競」の意味・読み・例文・類語

あだ‐くらべ【徒比・徒競】

〘名〙
① 互いに相手浮気だと言い合うこと。
伊勢物語(10C前)五〇「あだくらべかたみにしけるをとこ女の、忍びありきしけることなるべし」
② 互いにはかない事をくらべ合うこと。
浮世草子男色大鑑(1687)四「化競(アダクラベ)とや月のよの雨、花盛(さかり)の風」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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