徒手(読み)としゅ

精選版 日本国語大辞典 「徒手」の意味・読み・例文・類語

と‐しゅ【徒手】

〘名〙
① 手に何ももたないこと。すで。からて。てぶら。赤手(せきしゅ)空手(くうしゅ)徒手空拳
兵範記‐仁平二年(1152)二月二〇日「次公卿以下置笏於左方起徒手礼拝三度」 〔蘇轍‐捕観漁詩〕
自分の力以外に一切よりどころのないこと。地位資本などのないこと。
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏「徒手(トシュ)遊食を誇として居る者が」

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デジタル大辞泉 「徒手」の意味・読み・例文・類語

と‐しゅ【徒手】

手に何も持たないこと。素手すで空手くうしゅ・からて。てぶら。
自分の力以外にいっさい頼るもののないこと。
[類語]素手空手手ぶら空拳丸腰無腰徒手空拳

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普及版 字通 「徒手」の読み・字形・画数・意味

【徒手】としゆ

すで。

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