徐鍇(読み)じょかい

世界大百科事典(旧版)内の徐鍇の言及

【徐鉉】より

…字は鼎臣。徐鍇(じよかい)の兄。初め呉,ついで南唐に仕え,翰林学士,御史大夫,吏部尚書などを歴任し,南唐滅亡後,宋に召され,太宗に仕えて左散騎常侍となった。…

【説文解字】より

…さきに引く〈示〉はこのタイプの文字ではないが,〈示〉を2度繰り返して使うのは,文字の音声面を重視して,〈示〉というときのあの〈示〉なのだといおうとしていると思われる。 完全な本としては宋の徐鉉(じよげん)・徐鍇(かい)の兄弟が別々に校訂した大徐本,小徐本(《説文解字繫(けい)伝》)という二つの,細部に異同のあるテキストがあるが,徐鍇が音引きに改編した《説文解字篆韻譜》などの便利さによって駆逐され忘れられていった。明末に再発掘されてから以後多くの研究を生んだ。…

※「徐鍇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」