後覚(読み)こうかく

精選版 日本国語大辞典 「後覚」の意味・読み・例文・類語

こう‐かく【後覚】

〘名〙
※彼我相違の点を明かにす(1902)〈植村正久〉「先輩後輩の別あるのみ。彼は先覚なり。是は後覚なり」 〔孟子‐万章・上〕
② (「こうがく」とも) =こうがく(後学)
浄瑠璃傾城反魂香(1708頃)三熊野「あっぱれあっぱれ御分別、後覚(コウガク)也と」

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デジタル大辞泉 「後覚」の意味・読み・例文・類語

こう‐かく【後覚】

後学こうがく1」に同じ。⇔先覚
《「こうがく」とも》「後学2」に同じ。
「おぬしたちの―になることだ」〈滑・浮世風呂・四〉

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普及版 字通 「後覚」の読み・字形・画数・意味

【後覚】こうかく

後進。後に道を知る人。〔孟子、万章下〕天の斯(こ)の民を生ずるや、先知をして後知を覺(さと)らしめ、先覺をして後覺を覺らしむ。

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