出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
岡山県の北東隅,兵庫県境にある山。岡山県下の最高峰(1345m)であり,修験道の道場として知られている。ここの修験場は役小角(えんのおづぬ)が開いたとされ,大和の大峰山とともに女人禁制が厳守され,中腹の女人堂までしか登れない。江戸中期まで入山者は修験者に限られていたが,しだいに大衆信仰の場となってきた。毎年9月7日に行う柴灯護摩(さいとうごま)の大法要は山腹八合目にある行者本堂で営まれ,山腹一帯に護摩堂,道仙寺など多くの行場を配する。山頂部一帯はコナラ,ブナの自然林におおわれ,山腹の古生層地帯には千年杉が昼なお暗いほど茂る。後山は西方にある那岐山(1240m),黒木ダムとともに1966年,岡山県立自然公園に指定され,69年兵庫県の氷ノ山(ひようのせん)とあわせて氷ノ山後山那岐山国定公園となった。西斜面の美作市の旧東粟倉村地内に青少年旅行村,キャンプ場などの施設がある。
執筆者:藤原 健蔵
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
…炭鉱の採炭作業場において,昔は2人1組となって1人はつるはしで石炭を掘り他の1人はその石炭の積込運搬をした。この掘る人を先山といい,積込運搬をする人を後山(あとやま)といった。しかし今日では,先山といえば技術の優秀な熟練鉱員のことをいい,先山は作業班の指導者として後山を指導しながら安全に注意して仕事をする。…
※「後山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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