精選版 日本国語大辞典 「後家分」の意味・読み・例文・類語
ごけ‐ぶん【後家分】
〘名〙
① 後家②としてふさわしい保障や手当てを受けること。特に、中世、武家などで、自分の財産を処分する時、妻に対して、自分の死後における一生涯の生活の保障として、領土のいくらかを分け与えること。また、その妻が受ける分け前。
※平治(1220頃か)下「秀衡が郎等、信夫小大夫といふ者、道にてゆきあひ、よこ取りして、二人の子をまふけたんなり。今も後家分を得て、ともしからであんなるぞ」
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