精選版 日本国語大辞典 「後土御門天皇」の意味・読み・例文・類語
ごつちみかど‐てんのう ‥テンワウ【後土御門天皇】
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第103代天皇(在位1464~1500)。名は成仁(ふさひと)。法名正等観。後花園(ごはなぞの)天皇の子。母は藤原孝長の女(むすめ)で、内大臣大炊御門(おおいみかど)信宗の猶子(ゆうし)になった嘉楽(からく)門院信子。父天皇の譲を受けて位につき、応仁(おうにん)の乱に際会してつぶさに苦難をなめ、明応(めいおう)9年9月28日崩御。そのとき費用がなく葬儀を行うことができず、内裏(だいり)黒戸に遺骸(いがい)を置くこと40余日、11月11日ようやくにしてこれを執り行うをえた。同天皇には歌集が種々存したことが諸書にみえるが、今日に伝存するものとしては、『紅塵灰集(こうじんかいしゅう)』と称する1巻、『百日和歌詠草』の1巻が著聞する。京都の深草北陵に葬る。
[村田正志]
『列聖全集編纂会編・刊『御撰集』第1巻(『列聖全集 13』1915)』
(今谷明)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
第103代に数えられる天皇。在位1465-1500年。後花園天皇の第1皇子,名は成仁(ふさひと)。1464年(寛正5)践祚。在位の間に応仁・文明の大乱が起こり,皇室式微の時代を迎えた。戦禍と財政逼迫のため,皇居も転々とし,朝儀も途絶えがちとなったが,天皇は朝儀の維持存続を心がけ,有職故実の研究や儀式の習礼を廷臣に奨励した。また和歌,連歌に長じ,《紅塵灰集》《いその玉藻》などの歌集がある。
執筆者:武部 敏夫
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1442.5.25~1500.9.28
在位1464.7.19~1500.9.28
後花園天皇の第1皇子。名は成仁(ふさひと)。母は嘉楽門院信子。1457年(長禄元)親王宣下。64年(寛正5)践祚(せんそ)。即位後まもなく応仁・文明の乱がおこり,京都は焦土と化した。皇室御料地も各地で武士の侵略をうけ,朝儀も衰微。1500年(明応9)黒戸御所で没したが,葬礼費用が調わず,遺骸は43日も御所におかれたのち,泉涌寺に葬られた。
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