後厄(読み)あとやく

精選版 日本国語大辞典 「後厄」の意味・読み・例文・類語

あと‐やく【後厄】

〘名〙
厄年の次の年。男は数え年二六歳、四三歳など、女は二〇歳、三四歳など。⇔前厄。〔随筆・蒼梧随筆(1800)〕
一生うち二度あるという厄年のうち、後のほうの厄年。男は四二歳、女は三三歳。⇔前厄

のち‐やく【後厄】

〘名〙
① 厄年の次の年。男は二六歳、四三歳など、女は二〇歳、三四歳など。あとやく。
② 一生のうちに二度あるという厄年のうち、あとの厄。男は四二歳、女は三三歳。あとやく。

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デジタル大辞泉 「後厄」の意味・読み・例文・類語

あと‐やく【後厄】

厄年の次の年。厄年に次いで注意しなければならないといわれる年。⇔前厄まえやく

のち‐やく【後厄】

あとやく」に同じ。

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世界大百科事典(旧版)内の後厄の言及

【厄】より

…《源氏物語》若菜巻では紫上(むらさきのうえ)が37歳の厄年になったので身を慎むということがみえ,中世の《拾芥抄》には13,25,37,61,85,99歳を厄年としており,男女の別はなかったようである。現代の日本でも地方によって厄年の年数は一定していないが,男の25歳と42歳,女の19歳と33歳,なかでも男の42歳と女の33歳を大厄とするのが一般であり,前厄・本厄・後厄といって前後3年間も続くというのである。これは33が〈さんざん〉,42が〈死に〉に通ずるところから近世あたりにはじまったといわれている。…

※「後厄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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