精選版 日本国語大辞典 「後二条天皇」の意味・読み・例文・類語
ごにじょう‐てんのう ゴニデウテンワウ【後二条天皇】
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(森茂暁)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
第94代天皇(在位1301~08)。名は邦治(くにはる)。後宇多(ごうだ)天皇の第1皇子。母は西華門院源基子(もとこ)(父堀河具守(とももり))。1298年(永仁6)立太子。92代伏見(ふしみ)、93代後伏見天皇と持明院(じみょういん)統側が2代続いて皇位についたので、大覚寺(だいかくじ)統の後宇多上皇は鎌倉幕府を責めて、両統迭立(てつりつ)の法をたてさせた。その結果、1301年(正安3)1月践祚(せんそ)、3月即位した。治世中は父上皇が院政を行い、東宮には持明院統の富仁(とみひと)親王(花園(はなぞの)天皇)が立った。陵墓は京都市左京区北白川の北白河陵。歌集『後二条院御集』『後二条院御百首』などがある。
[小野信二]
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1285.2.2~1308.8.25
在位1301.1.21~08.8.25
後宇多天皇の第1皇子。名は邦治(くにはる)。母は堀川具守の女西華門院基子。後醍醐天皇の異母兄。1298年(永仁6)持明院統の後伏見天皇の皇太子となり,1301年(正安3)即位。父後宇多上皇が院政をとった。皇太子には持明院統の皇子(花園天皇)が立った。皇子邦良(くによし)親王は後宇多上皇によって大覚寺統の正嫡として後醍醐天皇の皇太子に立てられたが,皇位につかずに没した。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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