後を付ける(読み)うしろをつける

精選版 日本国語大辞典 「後を付ける」の意味・読み・例文・類語

うしろ【後】 を 付(つ)ける

芝居で、出演俳優がまだせりふを十分にのみこまない間、黒衣を着た狂言方がその後ろに控えていてせりふを付ける。⇔後ろを離る
② 芝居で、役者所作をしている間、舞台の陰で歌ったり三味線などを演奏したりする。
戯場訓蒙図彙(1803)三「唄〈略〉舞台に役者ある時、うたふを俗にうしろを付るといふ也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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