後の雁が先になる(読み)あとのかりがさきになる

精選版 日本国語大辞典 「後の雁が先になる」の意味・読み・例文・類語

あと【後】 の 雁(かり・がん)が先(さき)になる

あとから来たものが前のものの先になる。後輩先輩を追い越したり、若い者が先に死んだりすることなどにいう。
俳諧鶉衣(1727‐79)後「跡の雁先へとはたが秋の空」

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デジタル大辞泉 「後の雁が先になる」の意味・読み・例文・類語

あとかりさきになる

後輩が先輩を追い越して出世したり、若い者が先に死んだりするなど、あとのものが先のものを追い越すことにいう。

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ことわざを知る辞典 「後の雁が先になる」の解説

後の雁が先になる

後から来た者が仲間を追い越して先になる。後から行った者が先に進んでいた者を追い抜く。後輩の学識地位力量権力財産などが先輩のそれをしのぐこと。また、若い者が先に亡くなることなどにもいう。

[類句] 後の舟かえって先になる

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