彫琢・雕琢(読み)ちょうたく

精選版 日本国語大辞典 「彫琢・雕琢」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐たく テウ‥【彫琢・雕琢】

〘名〙
宝石などをきざみみがくこと。彫刻すること。また、手を加えること。
※三教指帰(797頃)下「彫啄正直之菱、唼喋廉潔之藿」 〔孟子‐梁恵王・下〕
② 転じて、文章などをねり作ること。文章をみがくこと。
※問学挙要(1774)「夏商之文与周之文樸質彫琢、已自不同」
松島に於て芭蕉翁を読む(1892)〈北村透谷〉「彼等は彫琢(テウタク)したる巧句を得べし」 〔司馬遷‐報任少卿書〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android