彩霞・綵霞（読み）さいか

精選版 日本国語大辞典

さい‐か【彩霞・綵霞】

〘名〙 いろどりの美しいかすみ。五色の雲気。

※新撰朗詠（１２Ｃ前）下「籍を重門に通す、綵霞を踏むて歩を失ひ、仙に登ること半日青鳥に問ひて音を知る〈菅原道真〉」

※江戸繁昌記（1832‐36）五「看る時、長天縹渺、綵霞黯淡、神逝き魂飛ぶ」 〔江淹‐蓮花賦〕

出典　精選版 日本国語大辞典