形貌(読み)けいぼう

精選版 日本国語大辞典 「形貌」の意味・読み・例文・類語

けい‐ぼう ‥バウ【形貌】

〘名〙 物のかたち。また、人のすがた。容姿容貌
※本朝麗藻(1010か)下・贈心公古調詩〈具平親王〉「形㒵猶在目。恋慕幾動魂」
人間失格(1948)〈太宰治〉第二の手記「竹一の無智なお世辞が、いまはしい予言として、なまなまと生きて来て、不吉な形貌を呈するやうになったのは」 〔墨子大取

ぎょう‐みょう ギャウメウ【形貌】

〘名〙 (「みょう」は「貌」の呉音) 姿。かおかたち。容姿。けいぼう。
今昔(1120頃か)一「見れば、若く盛なる女の、形㒵(ぎゃうめう)端正なる、死て臥たり」

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デジタル大辞泉 「形貌」の意味・読み・例文・類語

けい‐ぼう〔‐バウ〕【形貌】

すがた。かおかたち。容姿。

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普及版 字通 「形貌」の読み・字形・画数・意味

【形貌】けいぼう(ばう)

すがた。かたち。〔墨子、大取〕を以て命(なづ)くるは、里齊(ごと)き皆是れなり。形貌を以て命くるは、山丘室、皆是れなり。

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