精選版 日本国語大辞典 「形見の櫛」の意味・読み・例文・類語 かたみ【形見】 の 櫛(くし) 斎宮(いつきのみや)が伊勢に下るとき、天皇がみずから斎宮のひたいに櫛をあて、別離の情を表わすこと。また、そのくし。別れのくし。※夫木(1310頃)三二「君にやるかたみのくしは別れぢの神にまかせて祈れとぞ思ふ〈大中臣能宣〉」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報