形影相弔う(読み)ケイエイアイトムラウ

デジタル大辞泉 「形影相弔う」の意味・読み・例文・類語

形影けいえい相弔あいとむら・う

李密「陳情表」から。自分と自分の影とが互いに哀れみ、慰め合う意》孤独で訪れる人もなく、寂しいさまをいう。
全然まるっきりやもめで、実際―・うと云う其の影も」〈鏡花婦系図

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「形影相弔う」の意味・読み・例文・類語

けいえい【形影】=相弔(あいとむら)う[=相弔(あいちょう)す]

(自分の形と影とが、互いにあわれみ慰め合うの意から) 孤独で、訪れてくれる人もいないさまをいう語。
※婦系図(1907)〈泉鏡花〉後「全然(まるっきり)やもめで、実際形影(ケイエイ)相弔(アヒトムラ)ふと云ふ其の影も」 〔李密‐陳情表〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android