当障(読み)あたりさわり

精選版 日本国語大辞典 「当障」の意味・読み・例文・類語

あたり‐さわり ‥さはり【当障】

〘名〙
① 他のものに悪い影響を及ぼすこと。さしさわり。
※雑俳・柳多留‐三(1768)「下女壱人あたりさわりで蔵へねせ」
周囲に対する不平不満。いやみや苦情。
洒落本・玉之帳(1789‐1801頃)二「子どもがわるいゆへ猶々ふさぎ当りさわりをいふ」
③ 周囲に対する態度
※洒落本・駅舎三友(1779頃)きぬぎぬ「ぐっとみおろす心から、猶さら腹も立たり居たり、あたりさはりもあらけなく」

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